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東京の公証役場
離島(小笠原諸島)の公証相談

令和3年9月の小笠原諸島における公証相談

小笠原くらしの法律税金相談・遺言相談(第40回)は、令和3年9月21日(火)から26日(日)(船中2泊、現地3泊)の日程で行われました。参加者は合計8名(弁護士2名、司法書士3名、税理士2名、公証人1名)で、父島班(4名)と母島班(4名)とに分かれ、当職は、遺言作成の予定があったため母島班となりました。

新型コロナの新規感染者数は減少傾向にあったものの、緊急事態宣言下での訪問ということもあり、船会社から事前にPCR検査キットの送付を受け、出発前日に竹芝客船ターミナルで検体を提出して陰性であることの確認を受けることが求められました。

母島では、到着日である9月22日の午後6時から午後8時と、翌23日の午後9時から午後1時に小笠原村役場母島支所で相談会を開催し、相談件数は13件でした(父島は8件)。

当職は、公正証書遺言を2件作成しました。このうち1件については出発前に相談を受けて準備を済ませていましたが、1件は到着日の相談の際に依頼を受けて翌日に作成することが決まりました。このような場合に備えて、職印、書式の入ったUSBメモリ及び罫紙を持参していたことから、同行していた司法書士のパソコンと村役場のプリンタ(役場の方には休日出勤をお願いしました。)を借りて完成させました。

今回は、上記2件以外に相続関係の相談が全体で3件ありました。小笠原では住民の高齢化が進んでおり、公証相談の需要は益々増加することが予想されます。

期間中は快晴に恵まれ、真夏の太陽のもと、ボニンブルーの海に囲まれた美しい自然の中で、貴重な体験をすることができました。

地元の関係者の皆様や同行した先生方には大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。

神田公証役場公証人 阿部 正幸

村役場母島支所
母島とカツオドリ
母島の海
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